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2008-12-24(Wed)

キャラ分析02.湯浅比呂美の両親像


第10話の考察も終わって比呂美と眞一郎の関係も一段落した。この辺で彼女の両親像のプロファイリングを行っておこう。もう少し早くやっても良かったのだが二人の関係が安定した後のほうがやり易いと判断しこのタイミングとなった。

まず以前述べたとおり、比呂美は表層的には大人しい優等生だが深層的には自己中心的な子供である。こういう表層と深層の剥離は厳格な親に優等生であることを強要されると発生しやすい。自然に大人になる前に大人の振りをするのが上手くなってしまうからだ。音無響子の父親も結構厳格な感じだった。で、比呂美の両親は父親と母親どちらが厳格なのか。このヒントは本編中に隠されている。比呂美は自分の実の父親が眞一郎の父だと思い込んでいてた筈なのにそれ自体には特にショックを感じていない。あくまでも自分と眞一郎の関係においてショックを感じているのみである。つまりは比呂美は自分の父親に愛情を殆ど抱いていない。おそらくはいい思い出を持っていないのだろう。そう彼女は父親から厳格な教育を受けていたのだ。

そして次に母親についてだが、比呂美は自分の母親にはちゃんと愛情を持っている。つまりは母親は厳格な人間ではない。眞一郎の母の台詞などから優しく大人しい人物である可能性が高いと思われる。多分比呂美と違い表層と深層の剥離はしていないのだろう。だが厳格な人間を夫に選ぶ以上、夫の厳格さを認めている筈でつまりは夫の娘に対する厳格な教育を否定しない人間なのだ。

で、仲上眞一郎との夏祭りの思い出に話を移す。おそらく彼はそれまで同い年の女子とまともに接したことが無かったのだろう。比呂美も含めて。彼はそれまで男友達としか遊んだことがなく、女の子を泣かせた経験も無かったのだろう。だから比呂美を脅かしてみたら泣き出して困ってしまったわけだ。初めて接した女の子の涙。それによって眞一郎は比呂美を自分が守らなければならないものと刷り込まれてしまう。彼が比呂美の笑顔が気になると言っていたのは笑顔を見ると泣いてない事に安心するからであって笑顔が好きだからなのではないのだ。

比呂美のほうはというと脅かされて靴を片方なくし泣いてしまい弱さを見せてしまったのだが、眞一郎はその弱さを受け入れて自分も靴を脱いでくれた。自分と同じ低い位置まで降りてきて大したことは無いのだと示してくれた。これは彼女が父親に常に高い位置にいなければならないと教えられてきた事とはまったく異なっている。彼女の父親が100%の厳しさだとするなら眞一郎は100%の優しさだ。ちなみに彼女の母親も優しい人間と思われるが先に述べたように厳格な夫に同意している人間なのでその優しさは低い位置にいる者を高い位置まで引き上げてやろうとする優しさである。これは低い位置にいてはいけないとする厳しさを含んでいるため100%の優しさとは呼べない。低い位置にいてもいいのだとする眞一郎こそが100%の優しさを持つのだ。言い換えるなら純粋な母性である。相手のすべてを受け入れ、そして自分のすべてを懸け守ろうとする者なのだ。

つまり比呂美は厳格な父親とそれに同意する母親によって教育されてきた言わばほぼ純粋な父性によって育てられた人間で、結果純粋な母性に対して飢えているのだ。そんな時同い年の異性に純粋な母性を与えてくれる者が現れた。彼女が眞一郎に強い想いを抱くのは当然と言えよう。

純粋な優しさをもつ人間なんて眞一郎一人じゃないだろう探せば結構いるんじゃないかと思う人もいるだろうが、比呂美の本質的な弱さを知っているか否かというポイントがある。比呂美は能力的に優秀なので弱さを他人に見せる機会自体が殆どないのだ。そして彼女自身も他人に弱さを見せたくないと思っている。結果比呂美の本質を知る人間は殆どいないという事になる。

さらにいえば比呂美のような表層と深層が剥離した人間に対して表層のみをやたらに肯定すればそれは本質である深層を否定するのと同義である。彼女は真の意味で他人から肯定されることはまず無いのである。

ちなみに本編中第10話までにおいて比呂美が眞一郎から否定されるのはただ一回、第04話で純と接点を持ちたいから乃絵と友達になりたいと言うなら最初から言ってくれないと卑怯だと言われたときだけである。この時比呂美は怒ったりせずに泣きそうになる。これは自分を絶対否定しない存在と思っていた眞一郎に否定されたからである。当然眞一郎はこの後自分の失言を猛烈に後悔している。自分が守らなければならない者を自分から傷つけてしまったからだ。

後、比呂美と愛子とどちらが先に眞一郎と出会っていたかは不明だが、どちらにせよ愛子は年上としてお姉さんぶっていたはずなので眞一郎は自分が守らなければならないものだと認識する事は無かったということ。愛子が年上に設定されているのにもちゃんと理由があるのだ。

と言うわけでキャラ分析も終了。これによって湯浅比呂美の複雑な性格への理解が少しはし易くなっただろうか?まあ比呂美はアニメ史上もっとも複雑な性格の人物だと思われるほどなのでこれ位では理解しきれないかもしれないが、当方が分析できるのはここまでであるのであしからず。

ていうか父性だの母性だの喚いているとVガンが見たくなってくるな。
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