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2008-06-23(Mon)

一年次01月下旬:「パジャマパーティー2008」(後編)

true tears 二次創作小説です。本編全話視聴終了済みの方のみご覧ください。



一年次01月下旬:「パジャマパーティー2008」(後編)(15才未満閲覧禁止)

このSSは前編のつづきになっています。こちらからどうぞ。






小一時間ほどパソコンの前に全員釘付けになっていただろうか。美紀子はマウスを動かす手を止めてため息をついた。
「ちょっとなんか、おなか一杯って感じ。もういいかなやめても」
あさみは顔を真っ赤にしてふらついている。
「は、はじめて見たよ男の人のモノ」
「あんな大きいのが入っちゃうんだねー。信じられない」
「女性器ってあんなグロなの?ああなっちゃうものなの?」
割と落ち着いて感心してる真由に比べあさみは色々と動揺している。
理沙と勇奈は言葉も出ないようでひたすら絶句している。
そんな中、朋与が比呂美の肩を叩いた。
「なによ」
「あんたさー、性格が複雑な割りに反応が分り易いよね」
朋与の言葉に眉をしかめる比呂美。
「どういうこと?」
「あんたさ、男の人が女の人のアソコを舐めるのとか、女の人が男の人のモノを咥えるのを見てもなにも反応しなかったよね。挿入してるときもだけど」
「そういえば」
朋与の言葉に思い当たる一同。
「でもオチンチン見て大きいとか驚いてたよ」
あさみの言葉に美紀子が答える。
「まあ要するに旦那のモノと比べたんだね」
「てことは?反応がないっていうのは…」
朋与があさみの疑問に呆れながら応ずる。
「つまりは、比呂美にとってはありきたりの当たり前のことなのよね」
「えええぇぇぇ!!」
驚きを隠せない一同。比呂美はただ絶句している。
「そういや顔面シャワーの時なにか呟いてたね」
美紀子の言葉に真由が眉をひそめる。
「顔面って…美紀子ってその手の言葉に抵抗ないの?」
「あ、髪にかかった…とか言ってたよ」
「顔にかけることが問題なのに。髪にかかるとかどうでもいいじゃない」
「ねー」
皆の言葉を黙って震えながら聴いていた比呂美はやがて朋与を睨んで叫んだ。
「べ、別にいいじゃない!クンニやフェラくらい!前世紀はどうだかしらないけど、21世紀ではどっちも常識よ!恋人ならやって当然だわ!!」
静まり返る一同。だが朋与は半目で反論する。
「あんたらさ、付き合い始めてまだ一ヶ月でしょ?世間的にはさー」
「わ、私たちはほら、想いあってた期間がやたら長いから。世間の常識とかじゃ括れないから!」
比呂美の反撃にも朋与は冷静に対応する。
「あんた今クンニとか常識だって言わなかった?」
歯噛みして押し黙る比呂美に朋与は呆れたような許しているような複雑な顔を向ける。
「あんたさ、その場しのぎで適当なことを言って言い逃れするの。いつも通用するとは限らないよ」
ずっと俯いている比呂美を見つめる理沙と勇奈。彼女たちもまた別の複雑な表情をしていた。
微妙な雰囲気が続く中、あさみがゆっくりと口を開いた。
「あの…そろそろ眠らない?もういい時間だよ?」

「じゃ電気消すよ」
そういって美紀子が壁にある照明のスイッチを触ると部屋の中は一気に暗くなった。美紀子は暗がりの中、近くの布団に潜り込んだ。
「さ、寝よ」
「おやすみ」
客間には6つの布団が廊下から見て川の文字を縦に並べたようにひいてあり、朋与を除く6人は中央を頭にしている。朋与は隣の部屋の自分のベッドの中だ。ホスト役で疲れたのかすでに熟睡状態に入っている。客間の廊下側の端、朋与の部屋のほうでない本当の端のほうで比呂美は壁の方をむいて布団に入っている。隣のあさみはそんな比呂美を見て先ほどの朋与の言葉を思い出した。美紀子そんなあさみを見た後、ベッドにいる朋与の方を見つめる。朋与は大きないびきをかいて眠っている。真由や理沙、勇奈もまた比呂美が気になって眠れないようだ。そんな中、あさみが比呂美の方を向いて口を開いた。
「そういえばさ比呂美のパジャマってお揃いとかだったりするのかな?」
「眞一郎君と?」
比呂美は壁を向いたまま尋ねた。
「うん、ペアルックで一緒に眠るのかなって」
「違うわよ。だいたい一緒にねるときは2人とも裸よ。服なんか着てないわよ」
「そ、そうでしたか…」
頬を赤らめるあさみ。
「そ、そういえばさ、漫画とかでよくキスマークとかってよく出てくるけど。どうやったらつくのかな」
誤魔化し半分のあさみの疑問。だが比呂美はゆっくりとあさみの方に向き直った。
「つけてあげようか?」
「ふへ?」
あさみの返答を待たずに比呂美はあさみの布団に潜り込むとパジャマのボタンをいくつか外し首筋にしゃぶりついた。
「ちょ、何、え?」
動揺するあさみを無視して比呂美は彼女の首筋を吸い続けた。そしてゆっくりと顔を離す。
「ん。出来たわよ。キスマーク」
「えええええ!!??」
あさみは飛び起きると照明のスイッチを入れ手荷物から手鏡を取り出す。そして首筋に虫に刺されたような跡を確認する。
「おおおおおおおお!!!!!!!」
大騒ぎのあさみ。朋与を除く全員も上半身を起こしてあさみに注目している。
「キスマーク!これがキスマーク!ね、見てよ!キスマークだよ!」
美紀子は騒ぎ立てるあさみに忠告をする。
「夜中に大声で叫ばないように。朋与の家族もいるのよ」
「う、そうでした…」
反省して声を潜めるあさみ。だが彼女の興奮は収まらないようだ。
「でもキスマークだよ。すごいよ。本物だよ。見てよ」
真由は首筋を見せ付けるあさみを見つめて呟いた。
「でもそれ…消えるの?」
「え?そうか漫画とかでは前日のキスマークが見つかって大騒ぎになるんだ」
恐る恐るこちらを見るあさみに比呂美は笑顔を向ける。
「大丈夫よ。ようは内出血だから。血行をよくすればいいの。蒸しタオルとか押し付ければ消えるわよ」
「そんなんで消えるの?」
「いや私は学校行く前にそれで消したりするし」
「そうなんだ」
「ていうか平日とかでもやってるんだ…」
比呂美とあさみとの問答の中、美紀子がしっかりツッコミをかけてくる。
「でも蒸しタオル用意できるの?」
「電子レンジがあればすぐ出来るわよ。まあ用意できないならファンデーションで誤魔化せばいいから。明日貸してあげる」
「ファンデーションって?」
「肌色の化粧品って、そんなことも知らんのかい」
またもや美紀子のツッコミがあさみに対して入る。比呂美は皆の顔を見渡しながら言った。
「もし他にもつけて欲しい人がいればつけてあげるわよ」
真由と美紀子、理沙と勇奈は互いの顔を見る。参加の意思を読み取ろうというのだろう。だが誰も名乗りを上げない。
「誰もいないのね。まあいいけど」
すると理沙が手を挙げた。
「あの、ちょっと質問いいかな」
「何?」
「なんでキスマークってつけるの?」
理沙の質問に比呂美は難しい顔を見せた。
「あたしも知りたい」
「私も」
同じ疑問を抱いている人は多いようだ。比呂美は難しい顔のまま口を開いた。
「自分のモノだって示すためってのはよく言うよね」
「恋人が自分のものだって事?」
「うん、でも私はそれ以上に、出来るだけ全身で愛情表現をしたいからだと思う。セックスの時は口があいている場合が多いから。口でもしっかりと愛情表現をしようとするんだと思うの」
「なるほど」
比呂美の答えに一同は納得を見せる。
「あ、私トイレ行って来るね」
そういうと比呂美は起き上がって廊下に出て行った。理沙は比呂美がトイレに行った後、時間を計ってゆっくりと告白し始めた。
「私、祭りの後くらいから比呂美って実は怖い人なんだって思い始めてた。でも違ってた。いや、怖い人なんだけど、それだけじゃない優しいところもあるし、いい加減な部分もある複雑な人なんだって。今日わかった」
勇奈もまた同意を見せる。
「うん、本当複雑な人だなって私も思う。でも怖い部分もあるんだよね」
「ようするに敵にならなきゃいいのよ」
「敵?」
美紀子のアドバイスを聞き返す勇奈。
「とりあえず仲上君に近づくと敵とみなされるよね」
苦笑いを交えて実体験を述べるあさみ。
「まったくうるさいなあ」
その言葉と同じくらい唐突に朋与がベッドから這い出してきた。
「あ、起こしちゃった?ごめんね」
あさみの謝罪を無視して朋与は客間経由で廊下に出て行く。
「トイレ行く」
朋与が出て行った後で美紀子があさみを責める。
「大騒ぎするから」
「あたしのせいだよね。でもなんで大騒ぎしてるときじゃなくて、今更起きたんだろ」


比呂美がトイレから出てきたらそこには壁にもたれた朋与の姿があった。
「よ」
「ありがとうね」
「うん?」
「理沙達、私のこと怖がってたから、パジャマパーティとか言い出したんでしょ」
「聞いてたの?教室での会話」
「聞いてた」
「本当はさ、この間の休みにあんたがあたしに話したように、一から十までの全部を皆に伝えれればそれが一番いいんだけど…」
「それはちょっと」
「わかってる。あたしに話すのにも手を震えさせて涙流しながらだったもんね。他の人に対してそれをやれとは言えないよ」
比呂美は朋与に自分が通ってきた道、つまりは眞一郎の母とのいざこざ、眞一郎への想いの大きさ、自分の犯した罪、そして弱さや歪み、全てを洗いざらい告白した事を思い出した。
「あんたはさ、ただでさえ複雑な性格なんだから、機会があったらどんどん自分を出していかないと」
「そうだね。うん。気をつける」
忠告を珍しく素直に受ける比呂美を見つめて朋与は嬉しそうな顔を見せる。
「そういやさ、その真実の告白の時さ。あんた首筋に虫刺され見たいの幾つかあったけど…あれキスマークだったんだね」
比呂美はため息をつく。
「朋与…寝てたんじゃなかったの?」
「ふ、忍法寝た振りの術!」
「いつ忍者になったのよ」
呆れ顔の比呂美に朋与は質問をぶつけてくる。
「あのキスマークって消し忘れなわけ?」
「ん?違うわよ。私がキスマークを消すのは学校に行くときだけ。だから休みの日とかは消したりしないの」
「え?なんで?」
「だって勿体無いじゃない。せっかく眞一郎君が残してくれた愛の証なのに…」
「なるほど。ご馳走様としか言えないわ」
納得した朋与の姿に比呂美もまた満足したようだった。
「じゃ、戻ろうか」
「あ、待って。あたしトイレ」
そういうとすかさず個室に入っていく朋与を見て比呂美はまた呆れ顔に戻る。
「本当にトイレだったわけだ」

比呂美と朋与が仲良くトイレから戻ってくると客間では皆がわいわいと話をしていた。朋与は呆れてつつぼやいた。
「あんたらいい加減に寝なよ」
「あ、比呂美。指輪もって来てる?」
朋与を無視したあさみははしゃぐように比呂美を見つめてくる。比呂美は頷きつつ自分の荷物を開いた。
「まあ、ひょっとしたらって思ってたけどさ…はい」
比呂美の差し出した指輪を受け取って驚くあさみたち。
「こ、これは本物のダイヤ?」
「小さなルビーも二つ入ってるじゃない」
「おもちゃとかじゃないのね」
「ねえ、はめて見て…」
「でも、もしもはめて外れなくなったとか言ったら指ごと切り落とすわよ」
比呂美の言葉に硬直する一同。
「ま、またまた…」
冷や汗をかくあさみに比呂美は冷静な顔を見せている。
「本気よ。それくらい大事なものだもの」
あさみは自分の左手を隠しつつ乾いた笑いを見せる。美紀子はあさみの肩を叩いた。
「大丈夫。四本指でも生きていける」
「ま、待って!石鹸!石鹸水!!」
慌てて洗面所に向かうあさみ。それを鬼もかくやという形相で睨みつけている比呂美。2人を楽しそうに見つめる美紀子たち。朋与はそれぞれを見渡しつつ呟いた。
「やれやれ、まだ夜は終わりそうにないわね」


###########

あとがき:

ちょっと気まぐれであとがきをつけて見る。まあたまにはこういうのもいいだろう。

ドラマCDはまだ買ってないが、なんか比呂美が学校にキスマークをつけたまま平気で登校してくるとかそういう話になりそうな予感がある。うちのSSの比呂美は本文中にもあるように勿体無いと感じつつもちゃんと消してから学校に行く娘ですので、もし予想が当たったらいきなり公式と当方の妄想が大きくずれる事になってしまう。まあいずれは大きくずれてくるのは覚悟の上だったのだが、こんなに早くは来て欲しくはないなあ。

パジャマパーティならパジャマの描写も必要だなと思ったが女の子のパジャマなどよくわからんので超適当にでっち上げた。朋与の球技柄とか実在しないだろうな。ちなみに比呂美のパジャマは最近買ったばかりです。

今回、美紀子の立ち位置をなりゆきでツッコミにしたが後悔はしていない。むしろ真由の扱いがまったく決まらないことの方が問題だ。正直いらない子みたいになっている。

つーかすっ飛ばすはずの勉強会も多少描写する事になったら予想通り長くなりすぎになった。話の流れも変だし。やはり勉強会は完全にすっとばすべきだったと後悔。

あとオリジナルキャラは基本使い捨て。多分二度と出てこない。SSでオリキャラが問題になるのは使い続けるからで、すぐに使い捨てにすれば問題はなくなる筈。

朋与のパソコンが父親のお下がりとかそういう部分は結構すっ飛ばしてしまった。まあいいか。
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