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2008-10-24(Fri)

ついに3ヶ月遅れだ

なんだかんだでついに考察が3ヶ月遅れになった。しかも次の第10話は同時にキャラ分析2と関連二次創作をやらなきゃならんのでさらにもっと遅れる予感。ただ次回から2話単位をやめて1話単位での公開にするので4ヶ月遅れにはしないつもり。

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2008-10-24(Fri)

第09話「なかなか飛べないね」考察とメモ書き

まずはメモ書き。

前回からの続き。降雪後の夜道を走るバイク。だが飛び出してきたウサギを避けようとしてバイクは転倒してしまう。そして火花を散らして道路をすべり道路わきの高く積もって雪にぶつかり炎上し始める。積もった雪の中から這い出してくる比呂美と純。炎上するバイクを見てへたり込む比呂美。ヘルメットを脱ぎ比呂美が無事かどうか確かめる純。かすれた声で大丈夫みたいと答える比呂美。彼女もヘルメットを脱ぎ炎を見つめる。

そのころ仲上家では眞一郎の父と母がいなくなった比呂美と帰ってこない眞一郎を心配していた。携帯の電源が入ってないらしく連絡がつかないらしい。何かあったら大変と夫の制止も聞かずに当てもないのに探しに出かける眞一郎の母。

比呂美は炎上するバイクで暖を取っている。「バイク燃えちゃったね」「ああ、どうしよう。まだローンがいっぱい残ってたんだぜ」「なんか綺麗」「ママチャリでも買って、バイトして、ああ、参ったな」「ガソリンって引火しても爆発しないのね」「当たり前だろ。そんなの映画の中だけだよ。燃えるだけ。いっそドカーンとかなると諦めもつくのにな。タクシー代あるか?」「うん。ある。でも」「タクシーが見つかるかどうか怪しいな」

するとそこにタクシーが現れ、中から眞一郎。「比呂美!」「眞一郎君…」突然現れた眞一郎に驚く比呂美。乃絵もタクシーから出てくる。「お兄ちゃん!」純は冷静に答える。「二人とも怪我はないよ」炎上するバイクを見たタクシーの運転手は二人に大丈夫なのか救急車を呼ぶべきじゃないのかと尋ねる。眞一郎がゆっくりと比呂美に歩み寄る間に乃絵は純に駆け寄って抱きつく。比呂美の前で立ち止まった眞一郎。比呂美は目を少しそらしながら「大丈夫。怪我してないみたい。私…」だが比呂美の言葉の途中で眞一郎は突然比呂美を抱きしめた。はっとする比呂美と乃絵。眞一郎は比呂美を抱きしめたまま一言呟く。「良かった」比呂美は涙を流しながら謝る。
帰りのタクシーで助手席に座った純はタクシーの運転手に明日警察に届けて始末をつけないといけないと言われる。そして運転手が後部座席をミラーで除くと女子二人が眞一郎を中央に挟んで無言のまま座っていた。

タクシーが仲上家にたどり着くと玄関先にパトカーが停めてある、そして仲上邸から従業員と警官が外に出てくる。不安そうな顔で外を歩いていた眞一郎の母もタクシーに気づいて家に駆け戻る。タクシーから出てくる比呂美と眞一郎。駆け寄ってきた眞一郎の母に比呂美が無言で深く頭を下げると眞一郎の母は比呂美の手を取り家の中まで引っ張っていく。また比呂美に何か言うつもりだと追いかけようとする眞一郎だが、父親に制止される。女同士のほうがいいとする父親に眞一郎は母が比呂美に変なことを吹き込んでいるんだと言う。だが父親はそれを知っていたらしい。「じゃあ本当なのかよ。比呂美と俺は兄妹なのかよ。ふざけるなよ」父親に掴みかかろうとした眞一郎は逆に引っぱたかれる。「落ち着け。そんな訳ないだろう」

比呂美の部屋でじっと彼女を見つめる眞一郎の母。「怪我がなくてよかった。服着替えなさい。手伝ってあげるわ」「いえ、大丈夫です。一人で」だが眞一郎の母は無視してマフラーを外し上着を脱がす。そして耳元で呟く。「そんなことあるわけないじゃない」「え?」そこに比呂美と母を探す眞一郎の声が聞こえる。「いるのか。いるんだろ。入るぞ」そういって部屋に入った眞一郎は母を睨んで責めようとする。だが比呂美は「あたし、疲れちゃった。服もドロドロ。着替えるわね」そういって服を脱ぎ始めブラが見え始める。赤くなって目をそらす眞一郎。「じゃ話は後だ。だけど変だよ母さん」そういって部屋から出て行く眞一郎。それをじっと見つめる母。
そして今度は比呂美と見つめあう。そして着替えを再開した比呂美。眞一郎の母は彼女が脱いだ服を畳み始める。

「雷轟丸は裏庭の土手に登ります。それは10メートルはあろうかという巨大な土手でした。その上から見た下界はまるで地の底で。餌をついばんでいる地べたは惨めに見えました。さあ飛ぶぞ」
眞一郎はベッドにうつ伏せになりながら悩む。「何だよ。一体なんだってんだよ」
「雷轟丸はそう思いましたが、その時お腹がグゥと鳴ります。今日は止めて置く事にしました。明日、またお腹いっぱい餌を食べた後、空を飛ぶことにしました」
事故の後の比呂美を抱きしめた事を回想。「俺、やっぱり飛べそうにない」

翌日の学校。眞一郎は授業中に三代吉から鉛筆で肘を突付かれる。まじめに授業をうけている比呂美。

昼休み。食堂で弁当箱を広げる比呂美だが周りの噂が気になって箸が進まない。そこに朋与が現れる。気を使う朋与にらしくないとする比呂美。だがスキャンダルの主人公を親友に持つ役も大変なんだと言う。謝る比呂美にあんたが気を使ってどうするのという朋与。ウインクする朋与に礼をいう比呂美。そして朋与は現状を説明する。「情報だけは伝えとくわね。現在職員会議が開催中。課題はわが校、一二を争う秀才にしてバスケット部のエース、容姿端麗にして眉目秀麗なる…」噴出す比呂美。容姿端麗と眉目秀麗が重複していると。まあいいやと誤魔化して昼食を始める朋与。おかずを交換する比呂美。そんな二人を遠くから見る高岡キャプテン。それに気づく朋与と比呂美。

廊下で話をする三代吉と眞一郎。三代吉は眞一郎も事故現場に行ったことを確認すると4番が無傷なのか確認する。「ちぇ、運のいい奴だ」三代吉が躊躇いながら口を開こうとするとそこに横槍が入る。「よぉ仲上」「本当は何があったんだよ」「話聞かせろよ」少し柄の悪そうな二人のこの言葉。眞一郎が二人を睨んで歩み寄ろうとするが三代吉が間に割ってはいる。三代吉が睨むと二人は怯んで去っていく。礼を言う眞一郎に三代吉は背中を見せたまま親友だろと。だが三代吉は先に教室へ戻ると言って去っていく。

放課後、体育館では朋与が高岡キャプテンに食って掛かっていた。明日から停学に入る比呂美だが今日から部活への参加は認めないと顧問が言ってきたらしい。体制側に安易に従うキャプテンに納得いかない朋与はじゃああたしも今日は休みますとするが、それを見るキャプテンの目は優しかった。「そういうと思った。比呂美といてあげて」キャプテンの思いに気づいた朋与は感激して礼を言う。

だが朋与が探し回ってもすでに比呂美は下校後で学校にはいなかった。

いない二人の分まで張り切れと発破をかける高岡は鶏小屋のそばに事故の関係者である乃絵がいることに気がついた。乃絵は鶏小屋のそばにあるはずの石の文字“のえがすきだ”を探し始める。「乃絵が好きだって言ってくれたのに」だが雪を掘り返すうちに乃絵は指を切ってしまう。

朝食を終えて学校へ向かおうとする眞一郎。比呂美の部屋の前で行ってきますの挨拶。比呂美はベッドの中で黙ったまま涙を流す。

酒蔵で装置を見ながら記録をつける酒蔵の少年。眞一郎の父はネクタイを着けようとするが上手くいかない。眞一郎の母は外出の準備を終えて比呂美の部屋を訪れる。眞一郎の父はなんとかネクタイを着けたようで背広を羽織っている。

学校の廊下で喧嘩を見物する人だかりが。喧嘩をしているのは眞一郎と昨日眞一郎をからかった男の一人だった。
三代吉は眞一郎を助けようとするも喧嘩は二人を睨み付ける乃絵によって中断されていた。呆然と乃絵を見上げる二人。傷だらけの眞一郎は少し傷を負った相手の男の頭を押さえつける。喧嘩の中断を確認した乃絵は何も言わずに振り向いて去っていく。眞一郎は三代吉に、相手の男も友達に抱き起こされる。

学校の校門をくぐる眞一郎の両親と比呂美。

鶏小屋の前で黙ったまま座り込んでいる乃絵。後ろから眞一郎が歩み寄って声を掛ける。眞一郎の声を怖がる乃絵。さっきは驚いたとする眞一郎に乃絵は背を向けたまま兄の停学一週間を告げる。当然と返す眞一郎。謝る乃絵に隣に座ってお前が謝ることではないとする眞一郎。眞一郎の顔を見ずに傷が痛むか尋ねる乃絵。肯定する眞一郎に喧嘩の原因が比呂美なのか尋ねる乃絵。眞一郎は一瞬乃絵の顔を見た後また正面に向き直って肯定する。そして地べたに向かって元気かと話しかける。眞一郎はまた乃絵の方を見て絵本の続きが描けたから見せたいと告げる。そして同意する乃絵。

学校では眞一郎の両親と二人に挟まれた比呂美が学校の人間の一人(校長?)と向かい合っていた。眞一郎の母は比呂美は家の子供で自分が責任を持って育てると告げる。学校の人間もそれに同意する。そして家路に向かう三人。比呂美は途中、二人を待たせて何かの店屋に入る。その間に眞一郎の父は妻に向かって立派だったと褒める。眞一郎の母は黙ったまま何も答えない。

海辺の空を海鳥が飛び交う。堤防に寄りかかった眞一郎に堤防の上に座って絵本の続きを見ている乃絵は話しかける。「雷轟丸、中々飛べないね」「うん、雷轟丸は薄々感じてるんだよ。本当は10メートルの土手から飛んだって何処にも行けない事。でも知らない振りをしてる」悲しげな顔で眞一郎の横顔を見つめる乃絵。
「どうして雷轟丸は本当のことを見ないの」「きっと怖いんだよ」「怖い?」眞一郎は堤防に寄りかかるのを止める。「自分が唯の鶏だってわかってしまうのが怖いんだ。雷轟丸は本当は最初から自分は飛べないって知ってるんだよ」「それ眞一郎のこと?」はっとして乃絵を見上げる眞一郎。暫く黙って見詰め合う二人。やがて乃絵は眞一郎の鼻の頭にある喧嘩の傷跡にはってある絆創膏を人差し指で押さえる。痛がって抗議する眞一郎は乃絵は寂しそうに見つめているのに気づく。乃絵がまた傷を指で押さえてくるが今度は眞一郎は痛みを我慢してそれを受け入れる。じっと目を閉じ我慢する眞一郎。乃絵は堤防の上から飛び降り絵本の続きを眞一郎に返す。「眞一郎。あなたは飛べるの。自分でわかってないだけ。でも、そうね。あなたが飛ぶ所はここじゃない」
そういうと黙って眞一郎を横切って去っていく乃絵。眞一郎が呼び止めようとするが乃絵は走り去っていく。

暗がりの中でパソコンを操作する比呂美。イヤホンをつけ音楽を聴いているらしい。

帰宅した眞一郎は一旦酒蔵を見るがすぐ振り返って本宅に入る。眞一郎は一旦比呂美の真横まで来るがすぐに引き返そうとする。そこに比呂美のお帰りの挨拶。驚いて眞一郎が振り向くと比呂美がイヤホンをはずしていた。ただいまの挨拶を返す眞一郎。比呂美はさっきまで眞一郎の両親と学校に行っていたことを告げる。驚きながら喜ぶ眞一郎に比呂美は嬉しそうな顔でアイスクリームを眞一郎の母と一緒に買ったことを告げる。呆然としている眞一郎に比呂美は自分は先に食べたけど眞一郎の分は残っていると告げる。そして目を閉じる。「あたし馬鹿みたい」

比呂美の回想。学校に行く前に眞一郎の母を部屋に招きいれた時のこと。「そんなことはないって知ってたのよ。
貴方が私の夫の子だなんて」「あの話は嘘だったんですか」「ごめんなさい。みっともないとこ見せたわ」「…あの話は嘘だったんですか」「貴方には辛く当たったわ」「元々、おばさんが私のことを好きじゃないのは知ってます」「そう。人には相性ってものがあるから。でもそれとこれとは別。今までのことみんな忘れてってのは虫が良すぎるわよね」暫く見詰め合う二人。「もう少しここにいてもいい?」眞一郎の母は比呂美を横切ると机に座ってその上のCDを見つめこれは自分も昔よく聞いていたと告げる。そしてそのCDが好きなのか尋ねると比呂美も同意する。

回想を終えた比呂美。イヤホンからヘビメタ?が鳴り響く。「あたし馬鹿みたい。心配してくれてありがとう」眞一郎は何も言えずに唯黙ったままだった。

その晩。眞一郎の母は夫の晩酌時に酒を注いでいた。酒を飲む夫を幸せそうに見つめる妻。

そのころ、乃絵は暗がりの自室の中ベッドで布団にもぐりこんで黙ったままだった。




以上でメモ書き終わり。以下考察。



バイクが倒れた後、炎上するまで二人が飛ばされているシーンが見えない。目にもとまらぬ速さで飛ばされたのだろうか?雪の中に突っ込んだのに穴もあいてないし。

比呂美はともかく、なぜ眞一郎は携帯の電源を入れていなかったのだろうか?

平然とバイクの炎で暖をとる比呂美。事故った人が当事者感覚がないという現象か。

タクシーで眞一郎がちゃんと事故現場までたどり着いたのは田舎で主要道路が限られているせいだろう。


心配をかけた比呂美を怒るかと思いきや眞一郎はただ安堵して抱きしめた。やはり彼は一味違う。

つかみかかった眞一郎を殴って落ち着かせ兄妹疑惑をあっさりと否定する父親。こいつも一味違う。

31分48秒から32分11秒ごろのシーン。着替えを手伝ったりして急にやさしさを見せる眞一郎の母。でも眞一郎の前で着替え始めるのを注意しないのは好ましくないな。

田舎町だけあって事件の情報が伝わるのが早い。

眉目秀麗、容姿端麗を否定しない比呂美。なんだかんだで自信持ってるんだろうな。

事件のことで眞一郎に絡んできた男たちを三代吉が追い返す。三代吉はそんなに強そうに見えるんだろうか。

親友だろといいながら余所余所しい三代吉。自分に言い聞かせる台詞なんだろう。

高岡キャプテンにとっての乃絵は蛍川4番の妹というだけなのか、複雑な4人の関係も感づいているんだろうか?

事故時の眞一郎の態度で彼の本意に気づき始めた乃絵。告白の証拠を探して安心しようとするも見つからない。

やはり停学となった比呂美。眞一郎と顔を会わせたくないのかいつもの朝食の時間に起きてこない。

眞一郎の父はほとんどネクタイを着けたことがないんだろうな。

個人的な感情を抑えて保護者としての責務を果たそうとする眞一郎の母。眞一郎の父はそんな彼女を褒めるが寧ろ今までそれをしなかった彼女のほうに問題があるだけだろう。

取っ組み合いの喧嘩をした眞一郎だが、相手の傷が少ないのに眞一郎は傷だらけ。

眞一郎が比呂美のために喧嘩をしたことに怒ってしまう乃絵。結果として仲裁になる。

乃絵が眞一郎の傷を押すのは好きだと嘘をついた罰なんだろう。そして眞一郎もその罰を受け入れる。そして乃絵は眞一郎が飛ぶのは自分のもとでなく比呂美のもとなのだとして別れを決意する。

イヤホンで音楽を聴きながら仕事をする比呂美。居候ということで引け目を感じすぎていた彼女も必要以上に自分を抑えるのをやめたということだろう。

アイスクリームを買ってもらって食べたという比呂美。アイスは雪を思わせる食べ物。つまりは比呂美の雪に対する嫌悪感が払拭され始めたということか。

人には相性があるという手っ取り早い言い訳をつかう眞一郎の母。実際はそんな簡単なことじゃないのだが。

音楽の趣味が同じだった比呂美と眞一郎の母。二人の思いの激しさが音楽の趣味にも表れている。


眞一郎の母の思いの変化
1.かつての恋敵によく似たその娘ということで夫や溺愛する息子が取られないのかという危惧により、女としてのライバル視をする。
2.実際においても比呂美の眞一郎への態度は好意が隠れ見えている。本人は隠しているつもりなのだろうが。
3.ゆえに息子を取られないための牽制として血縁の嘘をつく。
4.だが事故によって比呂美は女である以前にまだ子供であることに気づき、自分が彼女の保護者であることを思い出す。
5.仮に自分の息子が取られたとしても、自分の夫が取られない保障ができるのならそれでもいいと思い始める。
6.表層的には母親に似ている比呂美だが、その本質は寧ろ自分に近いことに気づき始め、共感を覚え始める。


今回の着替えシーンが第01話との対比になっているのはすぐわかる事なのだが、どういう対比なのか解りにくいので順を追って説明する。
第01話では覗かれた比呂美のほうが謝っていたが、それは血縁疑惑を知らない眞一郎よりも知っている自分のほうがより注意しなければならない…つまり血のつながった相手を欲情させてはいけないのだという思いがあったということ。
で今回の着替えシーンの存在はその思いが今回の事件によって吹っ切れたということを示す。どういう風に吹っ切れたのかは考えるためには今回の事件を改めて振り返ってみる必要がある。
まず雪道をバイクで走るということ。これは危険な道を走るということであり、つまりは血縁疑惑のある相手と恋愛関係を進めるということに繋がっている。
そして事故って炎上するということは。血縁が決定付けられてしまってもその恋の炎は燃え上がっていて決して消えることはないということ。
「いっそドカーンとかなると諦めもつくのにな」という台詞は純のものなのだが実際には比呂美の想いが血縁が決定付けられたら壊れて無くなってしまうものなら諦められたということを表している。
で結論としては比呂美は血縁疑惑があろうとも眞一郎への思いは諦められるものではなく彼女としては恋愛関係を望むしかない。よって着替えを見せて欲情させたとしても彼女にとっては構わない訳だ。むしろ望むところだろう。
つまり単純に言って相手を欲情させることの是非ということの対比になっているのだ。


もう少し後回しにしても良いかもしれないがこの辺りで一度絵本象徴についての考察をしておこう。
「朝起きるとコココと声がします。それはなんと地面に落ちた餌をついばむ地べたでした。雷轟丸はそれは自分の分だと言おうとして止めました。まだ餌はたくさんありましたから」
「雷轟丸は裏庭の土手に登ります。それは10メートルはあろうかという巨大な土手でした。その上から見た下界はまるで地の底で。餌をついばんでいる地べたは惨めに見えました。さあ飛ぶぞ」
「雷轟丸はそう思いましたが、その時お腹がグゥと鳴ります。今日は止めて置く事にしました。明日、またお腹いっぱい餌を食べた後、空を飛ぶことにしました」
雷轟丸が眞一郎なのはすぐ解ることだ。では雷轟丸が取られた餌とは?状況から考えると取られた餌が比呂美、残っている餌が乃絵ということになる。そこから考えると餌を取った地べたは石動純ということになる。で地べたが餌を食べているのを見てお腹を鳴らすというのは純が比呂美と付き合っているのを見て自分が本当に欲しているのは比呂美であって乃絵では代用品にはならないのに感づくことを示している。でお腹いっぱいになってから空を飛ぶことにするというのはつまり雷轟丸が空を目指したのは木の高いところにある餌を求めたからであってお腹いっぱいになってから飛んでも高いところにある餌は食べられない。ようするに本末転倒になっている。
これを現実にあてはめると、比呂美を笑顔にするために純との取引に応じたのに、絵本を乃絵に見せることに夢中になって比呂美が笑顔になれたかどうかを気にすることを忘れてしまったことを示している。
この辺はちょっと考えればわかる筈なのだが、純と地べたを繋げることには中々気づきにくいようだ。




以上でとりあえず考察終わり。バイク事故とかこういうこと思いつけるなんてアニメ製作者って本当すごいよな。

2008-10-24(Fri)

第08話「雪が降っていない街」考察とメモ書き

まずはメモ書き。


自宅にておばあちゃんの写真に向かって眞一郎のことを報告する乃絵。そこに純登場。乃絵は純に眞一郎の告白を報告する。一瞬の驚きの後、純はよかったなと言って乃絵を抱きしめる。

その頃眞一郎は絵本を描こうと机に向かうも鉛筆は動かない。諦めてベッドに体を投げ出す。眞一郎の脳裏に乃絵への告白が甦る。続いて比呂美の兄妹疑惑。そして愛子のキス。柔らかかったと感慨にふける眞一郎はふと我に返る。

一方愛子は笑顔で客をお礼を言う。「なんであたし笑えるの?」愛子の回想。キスの後、眞一郎は愛子のことは恋愛対象として見れない。今日のことは忘れると言われてしまった。回想を終えた愛子の目に涙があふれる。そのまま顔を覆って座り込む。

翌日の学校で三代吉は数学の問題を黒板の前で解かされているとき、眞一郎の顔を覗き見る。それに気づいた眞一郎は複雑な顔を見せる。

放課後、三代吉は眞一郎を今川焼き屋に誘う。が眞一郎は躊躇う。そして乃絵とデートをするからと言い訳して断る。

鶏小屋まで来た眞一郎だったが約束してないのに乃絵がいるとは限らないと思い直す。だが乃絵は鶏小屋の中で地べたを抱いて眠っていた。眞一郎が乃絵に何をやってるのかと問うと地べたが寒そうだったからと。微笑みあう二人。
それを偶然見かけた比呂美と朋与。二人が付き合っていることに驚く朋与。彼女は眞一郎は比呂美が好きなんだと思っていたと言うが比呂美はそんなわけないじゃないと返す。

防波堤までやってきた眞一郎と乃絵。海風をあびる乃絵。眞一郎が元気が無いと言い座らせて抱きしめる。眞一郎も寒そうだったからと。そして眞一郎にはいつも空を見ていてほしいと。雷轟丸の羽越しに空を見つめた眞一郎は今まで空をじっくり見たことなど無かったことに気づく。そして空を見上げたまま立ち上がって語りだす。
「雷轟丸が空を飛びたいと思い始めたのは夜に大風が吹いた次のある晴れた心地よい風の吹いている午後のことでした」
それが何か尋ねる乃絵に眞一郎は照れながら自分の書いた絵本だと告げる。驚き目を輝かせながら次はどうなるのか尋ねる乃絵。
「昨日の大風で折れたり千切れたりした木の葉や草の茎が地面にはたくさん落ちていました。そのせいかいつも探すのが大変な虫たちも簡単に見つけて餌にすることができました」
続きを要求する乃絵だが眞一郎はここまでだと。続きを知りたがる乃絵。その夜眞一郎は絵本の続きを描き始める。

眞一郎は鶏小屋の前で乃絵に絵本の続きを語る。
「雷轟丸は約束された処女飛行の夢を見ながら眠りました。それから何日も何日も雷轟丸は空を飛ぶ訓練をします。大風の中、風に向かい立ち続けました。ついに明日は空を飛ぶ日です」
今日はここまでだとする眞一郎。乃絵は眞一郎が絵本の中で雷轟丸を甦らせてくれて羽ばたくことが出来る。そして眞一郎も。絵本は眞一郎が飛ぶための翼になると。照れる眞一郎の頬に口づけする乃絵。頬を赤らめる眞一郎に乃絵は鶏の鶏冠みたいだと。お前のせいと反論しようとする眞一郎の顔を両手で押さえる乃絵。
「あたしどんどん眞一郎が好きになっていくわ。もっともっと好きになっていい?」
その言葉に頷く眞一郎。

二人が仲良く下校するのを目撃する比呂美。ひどくつまらなそうな表情。
竹林の中を走る比呂美。そして眞一郎の姿を見つける。喜んで近づこうとする比呂美だが眞一郎の正面に乃絵がいることに気づく。夏祭りの頃の幼い比呂美は置いてかないでと泣き出す。そこで比呂美ははっと目を覚ます。机の上で泣きながら夢を見ていたのだ。比呂美は自分がそんな夢を見ていたことにため息をつく。

朝、眞一郎の部屋で目覚ましが鳴る。だが眞一郎は幸せそうにぐっすりと眠っていて中々起きない。
酒蔵の少年が廊下で眞一郎に声をかける。眞一郎の髪にトサカのような寝癖がついていると。窓ガラスで寝癖を確認する眞一郎。これは幸せの形だとする眞一郎。自分の坊主頭をなで無理だと嘆く酒蔵の少年。

洗面所で顔を洗い鏡で寝癖を見て微笑む眞一郎。そこに比呂美登場。マフラーをつけている。ぎこちない朝の挨拶。すれ違いざまに呟く比呂美。「仲いいのね石動乃絵と」「」そして比呂美は変な頭と付け加える。

居間で新聞を読む眞一郎の父。そこに比呂美が入ってきて言ってきますの挨拶。比呂美が戸を閉めようとすると眞一郎の父は「家にいて不便はないか?何かあったら言いなさい。比呂美はうちの子なんだから」微笑んでうなづく比呂美。眞一郎の父は比呂美の仕草が母親に似ているという。比呂美が微笑みながら戸を閉じると眞一郎の母が声をかけてきた。「本当にそっくりね。大人しそうな顔をして簡単に男の心掴んで、うちの人も眞一郎も味方にして、大したものよね」言うだけ言って去っていく眞一郎の母。立ち尽くす比呂美。

比呂美が雪の積もった待ち合わせの公園でちらつく雪を見上げているとそこに純が現れる。「いつも雪だな。あんたと会うときは」そして純はどこに行きたいか尋ねると比呂美は雪が降っていない街と答える。少し驚いて比呂美を見つめる純。やがて納得したように目を閉じる。「いいところがある。俺とあんたの唯一の共通点」

体育館のバスケットゴールにボールを見事にシュートする純。純は比呂美にゲームを提案する。フリースローでシュートが入るごとに一回質問する権利をもらえる。そして相手は正直に答えなければならない。3回勝負で比呂美は標準位置から、純はその一本後ろの線からシュートすると。だが比呂美は駄目よといい。センターサークル内に立ち、あなたはここからとする。意外に根性が悪いとする純。嫌ならやらないという比呂美。ため息をついてわかったとする純。微笑む比呂美。

「朝起きるとコココと声がします。それはなんと地面に落ちた餌をついばむ地べたでした。雷轟丸はそれは自分の分だと言おうとして止めました。まだ餌はたくさんありましたから。雷轟丸は裏庭の土手に登ります。それは10メートルはあろうかという巨大な土手でした。そこから見た下界はまるで地の底のようでした。
さあ飛ぶぞ」
絵本の朗読をやめ立ち上がる乃絵。目を閉じたままため息をつく。「素敵だわ」そして乃絵は神社の階段に座る照れた眞一郎のほうを振り返って地べたに会いたくなったと言う。

シュートをする比呂美。ボールは見事にゴールに入る。そして上着を置いた舞台の正面に背もたれながら会話をする純と比呂美。「あんたが2本で俺はゼロかよ。で、何、質問」比呂美は真剣な表情をしている。「石動乃絵が付き合った男の数」口を少し尖らせた純は何の為の質問か問うも比呂美は何だっていいでしょと答えない。目を閉じ大きくため息をつく純。「ゼロ」驚いて純を見る比呂美。純は比呂美が乃絵のことを誤解していると言う。
「人と違うから色々言われる。噂は一人歩きして乃絵もそれを否定しない」「強いのね…」「昔は泣いてばかりいた。でもあるときを境にあいつは泣くことを止めた。そして強くなった。でも本当は」比呂美は立ち上がって前に少し進み微笑みながら純に向かって振り返る。「シスコン」動揺する純に「そんな顔するのね。あなたも」目をそらして次の質問を求める純。比呂美はなぜ自分と付き合っているのか尋ねる。立ち上がってバスケットボールに近づきながら純は答える。「仲上眞一郎に言われたんだ。あんたと付き合ってやってくれって。そのかわり、あいつは乃絵と付き合う」「何それ」「そういうこと」比呂美はドリブルを始めた純の背中に向かって尋ねる。「それってどちらかが分かれたら片方も別れるってこと?」「それは困る。あんたの頼みなんでも聞いてやるから」比呂美は振り返った純をしばらく見つめ続けた。

学校に向かって歩きながら休みの学校に来たのは初めてだという眞一郎。乃絵は誰もいない学校に眞一郎と二人でいるのは好きだという。そこに対面から歩いてくる比呂美と純。驚く4人。眞一郎を見つめる比呂美。目をそらす眞一郎。
座り込んで地べたを見つめる乃絵。そのそばに立つ比呂美。そこからすぐのベンチに座ってつまらなそうに話をする眞一郎と純。「うまく言ってるみたいだな」「あなたも」

比呂美に話しかける乃絵。「私、少しあなたのこと見直してるの。私とちゃんと喧嘩した人、初めてだわ」微笑む乃絵を睨む比呂美。「かわいい笑顔。そんな無邪気な顔で簡単に眞一郎の気持ち掴んじゃうのね。すごいわ」眉をひそめる乃絵。比呂美は目をそらす。「私帰るわ」去っていく比呂美を立ち上がって見つめる乃絵。学校を出て行こうとする比呂美を追いかける純。そんな二人を悲しげに見つめる眞一郎。

町並みをずんずん歩きながら比呂美は背後の純に尋ねる。「思わず口から出た言葉って本心だと思う?そんな風に思いたくないのに」「そんなことよくあるだろ。自分の気持ち理想通りにコントロールできたらどんなに楽か知れないさ」無言のままの比呂美は眞一郎の母に言われた言葉を反芻する。(私、同じ事言ってる)

夜になって仲上家に戻ってきた比呂美は庭の雪の上に何か焼かれたものを見つける。そして比呂美は眞一郎の母が洗い物をする台所の戸を開く。眞一郎の母は振り返りびっくりするじゃないと非難してまた洗い物に戻る。比呂美は焼かれた写真を見せ自分の母であることを確認しようとする。写真は以前眞一郎が見つけた女性の顔部分が切り取られたものだった。「無理もないわ。あたしだっておばさんの立場なら同じ事をしたかもしれない…でも…」
「あなた…それはね…」「それでもあたしのお母さんだから!」「比呂美…」「私、ここに来ちゃいけなかった。ここに来たのが間違いだった。今までごめんなさい!」そう叫ぶと走って家から出て行く比呂美。それを見て考え込む眞一郎の母。
雪道を走る比呂美。その目は硬く閉じられている。そして石動家までやってくると呼び鈴で純を呼び出しバイクに乗せてほしいと頼む。純は死にたくないから雪のときはバイクに乗らないと答える。比呂美は言うことを何でも聞くを純が言ったことを持ち出す。比呂美の睨むような視線を受けた純はどこに行きたいか尋ねる。比呂美は振り出した雪を見上げると「雪が降っていない街」と答える。

乃絵と眞一郎は夜の町並みを歩いている。祭りの時には一番前で眞一郎を見るから自分を見つけたら自分にだけ分かるように飛んでほしいという乃絵。ためらいながらも了承する眞一郎。さらに絵本の完成も急かせる乃絵。
冬の終わるころには見れるよねと言う乃絵に眞一郎は笑顔で同意する。そこにバイクのエンジン音が近づくのを感じた眞一郎は乃絵を道の端に寄せる。眞一郎たちとすれ違ったバイクに乗っていたのは純と比呂美だった。驚く眞一郎と視線を合わせてしまう比呂美。走り去るバイクを見つめる眞一郎。比呂美はバイクの後ろで悲しげな表情を見せていた。



以上でメモ書き終わり。以下考察。

眞一郎と比呂美、乃絵と純の四角関係に愛子が加わるのかと思いきや眞一郎はスルー。あっさりと振られる愛子。

考えるべきことが多すぎて絵本創作に集中できなかった眞一郎。だが乃絵に絵本を読み聞かせるようになってから創作意欲が湧いたのかどんどん描けるようになっていく。

珍しく客の多い今川焼き屋。三代吉の訪問に愛子は相手をする時間がないから御免とジェスチャーで示す。その時のカレンダーは2月のまま。二人が出会ったときから時間が止まっているということか。

眞一郎のことはもう諦めなければならないはずの比呂美だが、まったく諦められていない。夢に見たりするし。

またも公園で純と待ち合わせる比呂美。公園は純と比呂美のキープレイスなのか?
いつも雪だなという純。だが前回のデートでは雪は降っていない。前回のデートの約束を取り付けたときには雪は降ってはいないが話題にはしている。

休日でも自由に出入りできる学校と体育館。セキュリティはどうなっているのか?

フリースローゲームで自分に有利な条件を指定する比呂美。純は比呂美の意外な性格の悪さを知る。比呂美は複雑な関係である純の前で優等生ぶるのを止めたようだ。

神社で乃絵に絵本を見せる眞一郎。何故神社なんだろう。神社は愛子のキープレイスなのに。

最初の比呂美の質問が自分のことでなく乃絵のことだった純。少し気に入らない様子。

比呂美は乃絵にまつわる悪い噂を信じ込んでいるらしい。

シスコンと図星を突かれた純は激しく動揺する。今まで誰も指摘しなかったんだろうか?

自分が眞一郎の母に言われたのと同じ嫌味を乃絵に言ってしまう比呂美。比呂美と眞一郎の母はある意味同類だ。


乃絵視点による地べたと比呂美の同一視。
4.比呂美を少し見直す→地べたが寒そうだから抱いて暖める

絵本の内容についての考察は後回し。

以上でとりあえず考察終わり。

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